りんごはママの味 |    遠い目の食いしん坊

りんごはママの味

手作りりんごジュースのブログを読んでいて「なつかしい~」気持ちになった。

昔、冬になると、りんごは大きな木箱で箱買い。
みかんも大きなダンボールで箱買いだったよね。

冬に風邪をひくと、母が金色の金属製のおろし金を出して、
りんごを摩り下ろしてくれた。
その摩り下ろしたりんごをスプーンですくって食べると美味しい。
すぐに茶色く酸化するので、急いで食べたもんだ。
家庭でだから、変色を気にしてレモンなんておしゃれなものを入れる余裕はない。笑)
子供心に茶色のりんごってとても嫌だけど、文句言えない空気もあったしね。
摩り下ろすと一層甘みが増すような気がするけど、実際はどうなんだろう。

そのすりおろしりんごをガーゼで絞ってジュースも作ってくれた。
りんごの摩り下ろしにお砂糖とレモンをちょっぴり入れてジャムを作ってくれたこともあったな。
手作りは明らかに市販のものとは味が違う。



アメリカでもやはり似たようなことがある。

風邪の時の食べ物、赤ちゃんの離乳食、子供のスナックといえば、



『アップルソース』


ソースといっても塩辛いソースじゃなくて、
りんごの煮たのをマッシュしたものね。
砂糖は控えめで、入っていないものも多い。
家庭で作るときは、りんごを適当にお砂糖ちょっとと煮て、やわらかくなったら潰す。好みでシナモンを振ってもいい。
熱々で食べても美味しい、キンキンに冷やしてもいい。
我が家には、市販のアップルソースを娘のおやつに常備してる。
砂糖無しのものだけど、十分甘く、新鮮なりんごの味がする。
(今日の画像が市販のアップルソース)


昔を思い出して、娘にりんごを摩り下ろして食べさせたことがある。
「YUM~~!」って喜んでくれた。
おろすのに使ったのは、おろし金じゃなくてセラミック製。
昔よりもスムーズな優しいジャパニーズアップルソースになった。